動態管理の基礎知識

動態管理とは?仕組みと導入のメリットをやさしく解説

動態管理のしくみとメリットを表した画像

「動態管理」という言葉は、運送業や営業車を持つ会社でよく聞かれるようになりました。この記事では、動態管理とは何か、どんな仕組みで動くのか、導入するとどんな良いことがあるのかを、専門用語をできるだけ使わずに説明します。

動態管理とは

動態管理とは、車両が「いまどこにいるか」「どんな状態か」を、リアルタイムに近い形で把握し、記録する仕組みのことです。トラックや営業車、送迎バスなど、動く車両を対象にします。

従来は、ドライバーに電話をかけて現在地を聞いたり、日報で後から確認したりしていました。動態管理では、車両に取り付けた機器が自動で位置を送るため、事務所のパソコンやスマートフォンの地図で、すぐに車両の位置を見られます。

動態管理の仕組み

仕組みは、次の流れで動いています。

  1. 測位:車両に取り付けた機器(デバイス)が、GPSなどの衛星の電波を受けて、現在地を割り出す
  2. 通信:割り出した位置を、携帯電話の回線(WatchLogiの場合はLTE-M)でクラウドに送る
  3. 保存:クラウドが位置を記録して、走行履歴としてためる
  4. 表示:パソコンやスマートフォンの地図に、車両の位置を表示する

WatchLogiのデバイスは、GPSとみちびき(日本の準天頂衛星)で測位し、3軸の加速度センサーも内蔵しています。

GPS衛星、車両のデバイス、携帯回線、クラウド、パソコンやスマートフォンの順に位置情報が伝わる、動態管理のしくみを示した図

似ている言葉との違い

言葉主な役割
動態管理車両の位置や状態を、地図などで把握する
運行管理運転者の乗務や運行計画など、運行全体を管理する(動態管理はそのための道具のひとつ)
デジタルタコグラフ速度や走行距離、運転時間などを記録する運行記録計
ドライブレコーダー映像などを記録する

運行記録計の装着が義務づけられている車両では、動態管理のサービスだけで代わりにはなりません。WatchLogiも運行記録計ではありません。

導入するメリット

所在確認の手間が減る

ドライバーに電話しなくても、車両の位置が分かります。お客さまからの「荷物はいまどこ」という問い合わせにも、すばやく答えやすくなります。

走行履歴で振り返れる

いつ、どこを走り、どこに停まったかを、あとから確認できます。ルートの見直しや、日報の確認にも使えます。

安全運転の指導に役立つ

加速度センサーで、急ブレーキや急加速を検知できます。運転の傾向を知り、安全指導の材料にできます。

業務の無駄を見つけやすい

荷待ちの時間や、遠回りのルートなどが見えるようになり、改善のきっかけになります。

動態管理を導入するメリット。所在確認の手間が減る、走行履歴で振り返れる、安全運転の指導に役立つ、業務の無駄を見つけやすい

導入前に知っておきたい注意点

  • 位置には誤差がある:空が開けた場所でおよそ5m程度(WatchLogiの場合)。ビルの間やトンネルの中では、ずれや遅れが出ることがあります。
  • 位置は一定の間隔で更新される:リアルタイムといっても、更新は数十秒〜数分間隔です。
  • ドライバーへの説明が大切:何のために、誰が情報を見るのかを、事前に伝えておきましょう。

導入までの流れ

  1. 何のために使うのか(所在確認、日報、安全運転など)を決める
  2. 台数と予算の目安を決める
  3. 必要な機能と、取り付けのしやすさでサービスを絞る
  4. デモ画面で操作感を確かめる
  5. 小さく始めて、慣れてから広げる

サービスの選び方は、動態管理サービスの選び方(チェックポイント)で詳しく解説しています。WatchLogiの機能は機能紹介のページでご覧いただけます。

あわせて見たいページ